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鶴田 純久の章 お話
瀬戸 灰釉四耳壺
瀬戸 灰釉四耳壺

Seto ware: jar with four handles, ash glaze. Excavated at Kagawa, Chigasaki-shi, Kanagawa. 14th century. Height 29.0cm.
神奈川県茅ヶ崎市香川出土
14世紀
高さ29.0cm 口径9.0cm 胴径19.9cm 底径9.8cm
 胴が細くまだ古調を残していますが、口頭部の開きが少なく直立する傾向を示している点や、高台が低く裾張りのつよくなっている点に新しさをみることができます。このころから、肩に 描きによる条文が施されるようになります。素地は黄色で紐輪積 成形です。
 灰釉は刷毛塗りで、油層は薄く、塗りむらが目立っています。酸化焰に近い焼成で黄緑色を呈し、胴下半の抽流れはまだ顕著です。13世紀末から14世紀初めの作です。

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