Seto ware: four-handled jar with incised ornament, ash glaze. 14th century. Height 34.2cm. Tokyo National Museum.
14世紀
高さ34.2cm径12.5cm 胴径25.0cm 底径12.5cm
東京国立博物館
頸部は中央部がやや細くくびれた直立型のもので、肩の張リが落ちてなで肩になっており、高台の裾張りのつよい点に時代の特色をみることができます。肩から上半部に一本の憂で連らなった木葉文をらしています。四耳壺の装飾手法として、このような画花文のある例はきわめて珍しく、貴重な資料です。灰釉はまだ流条化が目立ちますが、サバを加えた釉層の厚い安定した軸になっています。
鎌倉末の作と考えられます。