Seto ware: wide-mouth jar with stamped ornament, ash glaze. Excavated from Harihara Ceramic Kiln, Harihara-cho, Seto-shi, Aichi. 14th century. Height 27.5cm.
愛知県瀬戸市針原町榛原窯出土
14世紀
高さ27.5cm 口径16.0cm 胴径25.9cm 底径16.5cm
印花文最盛期の広口です。口頭部は直立し、肩の張りは小さくて、しぼりにつくられており、胴径にくらべて高いのが特徴的です。文様は肩の上縁に複線の花弁状のものを四十四個、中央には牡丹唐草文を上下二段にそれぞれ八単位と九単位を誘らしています。腰の部分には剣先文を二十単位押しています。このように器面全体を飾る場合には、その部位によって、それぞれ用いられる印花の種類が決まっています。