伊賀 甕

Iga ware: jar. 15th century. Height 28.6cm.
15世紀
高さ28.6cm 口径17.3cm 胴径26.6cm 底径16.7cm
　外へ折り曲げた口縁を上下に延ばして幅広い縁帯をつくった口づくりで、伊賀・信楽の特色をよく現わしています。まだ頭の短い肩とのゆるやかな接合状態からいえば、15世紀初めごろの作かと考えられます。長石の微粒子を含んだ緻密な土で、よく焼き締まって茶褐色を呈し、口および肩にかかった自然釉が白濁化しています。肩にの窯印がある。