Bizen ware: mortar. 16th century. Diameter 29.0-34.8cm.
Okayama Prefectural Museum.
16世紀
高さ11.0cm 口径29.0~34.8cm 底径13.5cm
岡山県立博物館
幅広い緑帯をもった室町時代後期の典型的な擂鉢で、そのうちで最も優れた作品の一つです。左廻り轆轤水挽き成形で、口縁の縁帯は幅3cmの轆轤ひだをもった重厚な作行きを示しています。内面は七本の目をもった櫛を用いておろし目を引いており、内面底部にも襷掛けにおろし目を入れています。非常によく焼き締まって茶褐色を呈し、内面に色の自然釉がかかっています。内外面に重焼きの痕がある。