Bizen Flower vase with two loop handles
高さ25.4cm 口径12.9×13.9cm 底径14.1cm 畠山記念館
口を矢筈口に、胴はまるく、肩の二方にやや太い耳をつけています。胴の上部に山路状の箆目を緩やかにめぐらしています。口回りは赤く、胴の正面には灰が厚く降りかかり、一部赤い抜けがあらわれて味わい深い景色をなしています。背面は赤く、また灰色に窯変しています。全体に焼上りはややかたいが、「福耳」花生などとといこおそらくは天正年間の作と思われます。正面と背面の肩にかん付穴を填めた跡があります。底に薄く、窯印があります。