高さ22.1cm 口径3.3cm 底径8.6cm 前図とほぼ同様の作例であるが、胴には菊に美人、桜に美人を交互に配し、菊と桜の花は浮文様であらわされている。やはり、この種の古伊万里輸出磁器の典型的な作品で、このように花文様を浮彫りにする表現は、大きな壺などにも多く見られるものである。やはり元禄前後の作例であろう。