安南青磁 あんなんせいじ

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鶴田 純久の章 お話

安南焼の青磁。
ベトナムのハノイの博物館の説明によれば、約六百年程前に中国の陶工が移住して来て東京に窯を築き、本国から持って来た釉薬を用いて焼いた青磁であるらしいです。
その特徴は釉がはなはだしく結晶性を帯び、また釉色が不揃いで仕上がりの悪いのが多く、赤褐色胎土以外のものには鉄足のないことなどが挙げられます。
ただし一般に安南青磁と称するものはタイ国窯であるとの説があります。
(『彩壺会講演録』「安南焼に就て」)

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