白岩焼 しろいわやき

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鶴田 純久の章 お話

羽後国仙北郡白岩前郷村(秋田県仙北市角館町白岩)にあったものです。
1771年(明和八)に相馬藩大堀窯の陶工であった松本運七が佐竹藩の後援によって創起しました。
運七の没後1775年(安永四)に初代山手儀三郎が窯主となり1782年(天明二)まで継続し、さらに窯数を増して1885、六年(明治一八、九)頃四代儀三郎に及んです。
ほかに1785年(天明五)渡辺嘉左衛門、嘉永(1848-54)末年渡辺勘左衛門、1856年(安政三)細川孫兵衛、翌年高橋多市郎、文久(1861-4)前後菅原吉重郎らが続いて起業しましたが、1900年(明治三三)吉重郎窯の廃止によって伝統はまったく絶えました。
製品はもっぱら日用の陶磁器であります。
その分窯とみなされるものに寺内窯・栗沢窯があります。
(『白岩瀬戸山』)

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