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鶴田 純久の章 お話

窯の燃料を燃焼させるところ。
古い時代の窯には特別の構造はなくて、ただ品物を詰めてその入口で薪を焚いていました。
窯が進歩するにつれて、焚口にも種々の考案が払われてきました。
しかし燃料が最近石炭から転じて重油やガスになりますと、その燃焼装置が複雑とはなっても、焚口はまた簡単になっています。
焚口には入網(ロストル)のないもの、入網の水平に置かれたもの、入網の傾斜したもの、入網の階段状に置かれたもの、以上の複合したものなどがあります。
焚口の数やその大きさは、窯の大きさ・窯の形状・焚口の構造・焼成温度・焼成時間・燃料の性質・通風の強弱などによって考慮しなければならないようです。

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