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鶴田 純久の章 お話

南蛮水指に抱桶というのがありますが、これは南洋の土人が暑さをしのぐため土器の壺に水を入れて抱いたという見立てでいいならわされたものです。
水指の肌に露が現れ涼し気なることを喜びます。
楽一入にカセ釉を用いた彷作があります。
もともと室町時代に南蛮銅の水指に懐桶というものがあるようで、『御飾記』にもその図が出ています。

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