江戸時代初期の武人。1570年(元亀元)生まれ。徳川家康・秀忠・家光の三代に歴任し、将監と称し、河内守に任ぜられた。晩年京都紫野(北区)に隠棲して茶室寸松庵を建て茶事三昧に過ごし、寸松庵と号した。所持した色紙を寸松庵色紙といい、世に名高い。寸松庵瓦という織部焼の釜敷もある。