長次郎七種 ちょうじろうしちしゅ

marusankakusikaku
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

楽家初代長次郎がつくった七個の茶碗で、千利休の撰により利休七種ともいいます。
『本朝陶器孜証』に「長次郎七種の義は利休居士御取持にて御在世の頃より利休取持之七種と削へ候て焼候よし」とあるようで、また「其後所により望にて写し始め宗旦居士のんこへ被仰付候て以来代々うつし来り候」とあるように、三代ノンコウ時代から利休七種として写しをつくりました。
長次郎七種とは、大黒(黒)・早船(赤)・鉢開(赤)・検校(赤)・臨済(赤)・東陽坊(黒)・木守(赤)で、銘の出来および伝来は各項参照。
(『本朝陶器放証』『茶道荼蹄』『楽陶工伝』)

前に戻る
Facebook
Twitter
Email