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鶴田 純久の章 お話

尾張瀬戸の古窯。
窯の入口に銭瓶塚という古墳があるようで、伝えによれば陶祖藤四郎の墓といいます。
椿窯を中心に馬ヶ城・大栃・源次・松留・茅原などの古窯群があるようで、いずれも椿窯と同一系統のもので、藤原末期あるいは鎌倉時代から室町時代初期にわたる古窯であるでしょう。
出土するものは古瀬戸・黄瀬戸の類で、最も多いのは黄瀬戸の建蓋手の茶碗。
印花の壺・陶丸・瓶子・おしどりの水滴・茶入・狛犬の破片・行基焼風の茶碗・俗に椿天目などというものなどおびただしい種類があります。

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