銅鈴口 どうきんこう お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.07.122023.09.05 鈴はわが国でいう覆輪のことで、銅鈴口とは銅で器の口辺を覆輪したものを指し、銅銕ともいいます。中国宋代定窯の器はたいてい皆伏せ焼ですので、その口辺の露胎のものが多いため口辺を銅で覆輪しました。定窯は最初御窯でありましたが、その芒篤あるため忌まれて汝窯に取り換えられたといいます。芒箆はすなわち口辺の露胎を指すものといわれています。また明代祭紅のものにも銅鈴を施したものがあります。(『陶説』『匋雅』)