茶杓 千利休造茶杓 せんのりきゅう 共筒 銘曙 千利休造茶杓白さび竹。漆拭きでないのは利休茶杓に珍しく、数少ない。本樋の櫂先は丸めであるが撓めは強い。節は高いが蟻腰でないのは利休には異相で、後年の遠州・石州茶杓の先駆をなすものとの説もある。筒は草削りで少々皮を残し景色とする。書付に漆を用... 2024.11.30 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 千利休造茶杓 せんのりきゅう 共筒 天正二年春 千利休造茶杓利休形の典型。櫂先は鋭く、一本樋は深く、蟻腰は高い。凛然たる造形は利休その人に接する心持がする。節の位置はやや低く白さびの美杓である。筒は真削りの薄造りで、溝のある竹に皮目を残して景色としている。メ印にケラ判「天正二年春」の年紀... 2024.11.30 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 千道安造茶杓 せんどうあん 片桐石州追筒 千道安造茶杓杓幅広く、櫂先が長く腰高。節裏を深く削り込み、大々たる風格は一見して道安と知れる杓体である。ごま竹を用いて景色とする一連の作品の一つ。筒は真筒。面取りして書付は石州筆、刀印のメ印に「道安老師之作拝見之時卒染毫石」と薄墨の書付が佗... 2024.11.30 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 千道安造茶杓 せんどうあん 共筒 銘むらさめ 千道安造茶杓逆樋で枝芽を残す。利休を中心に少庵は同形で細身とすれば、道安は太身の豪快な作風で対照的である。筒は真削りの太筒書付の「〆 無らさめ眠翁(花押)」の筆跡は男性的な性格を表現し、その人に接する感がある。道安は利休の長男、名を紹安。生... 2024.11.30 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 千道安造茶杓 せんどうあん 共筒 追銘眠山 千道安造茶杓双樋で本樋の節の腰高く、蟻腰をなす。製作時に青みのある竹を用いたかのごとき味わいは、白さび色の節上・節下に斑文を生ぜしめている。杓幅の広い道安形である。筒は真削りの面取りして、漆で「〆道(花押)」と記しているが、豪放な筆致は道安... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 千道安造茶杓 せんのどうあん 共筒 千道安造茶杓本樋の樋が浅いが、櫂先は長く杓幅広く、道安の一典型である。ごま竹で節際が黒く、節下が短い。筒は真削りの太筒で八角面取り。「〆道安」の自署は細い筆使いである。無銘。道安は利休没後は飛騨に落ち、金森長近に庇護される。その後、加賀藩前... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 千宗旦造茶杓 せんそうたん 共筒 歌銘雪下折 千宗旦造茶杓中興名物。ごま竹の景色が節下で変化をみせ、折撓め、草削りによる寂しげな作意気である。筒は茶杓と同竹に面取りし、「明やらぬ禰覚の床に聞ゆなり籬の竹の雪の下をれ」と古歌を書き付ける。宗旦は天正十九年、利休処刑のときは十四歳、一家の難... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 千宗旦造茶杓 せんそうたん 共筒 銘松風 千宗旦造茶杓中興名物。ごま竹の樋幅広く厚造り。腰は低く順樋。櫂先の左肩下がりは宗旦茶杓の見所となっている。筒は草筒のしのぎ削りでほとんど皮目を残さない。「(花押) 松風 不審」の書付は薄墨で佗びている。【付属物】内箱―黒一閑張、蓋裏貼紙書付... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 千宗旦造茶杓 せんのそうたん 共筒 銘ふたりしづか 千宗旦造茶杓中興名物。二本の樋が節上の黒い斑点で止まり、節下にまた二条の樋が切止へ流れ、「ふたりしづか」の銘の由来するところで、謡曲「二人静」から命銘。左肩下がりは約束どおりである。筒は真削りにしのぎの刀痕を残す。「ふたりしつか 不審」と書... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 千宗旦造茶杓 せんのそうたん 共筒 銘初音 千宗旦造茶杓宗旦茶杓に三種の形がある。利休を一層佗びさせた折撓めの形、腰やご景色とする太身に追取の角削りの形、少庵にもまがう細造りの形とある。この「初音」は第三者に属し、蟻腰が高く一本樋が深く、櫂先は長く鋭く丸めである。筒はごま竹の草削りで... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典