お話 木下丸壺 きのしたまるつぼ 中興名物。唐物茶入。もとの所持者が木下氏であったのでこの名があります。『麟鳳亀龍』はこれを古瀬戸に入れています。形状は優美で紫色が冴え、黒釉・光沢の鮮麗さもまたみるべきものがあるようで、その完全無欠といった点では唐物丸壺中まれにみるものであ... 2012.07.16 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 北野茄子 きたのなすび 大名物。漢作、茄子茶入。名称の由来は不詳。『津田宗及び茶湯日記』天文十九年(1550)の条にもみえ、すでにその頃からこの名があったことがわかります。紫色と黒釉が交錯し光沢は麗しく景色の変化がいいようもなくおもしろいです。胴中から少し下って火... 2012.07.14 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 木津屋肩衝 きずやかたつき 大名物。漢作、肩衝茶入。奈良木津屋が所持していたことからこの名が付けられたのであるでしょう。格好がよく整い、総体の栗色地に黄釉の飛模様の景色がおもしろく、殊勝な茶入であります。伝来について『麟鳳亀龍』『古名物記』などには、珠光所持、万代屋宗... 2012.07.10 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 伊木肩衝 いきかたつき 大名物。漢作肩衝茶入。もと伊木氏が所持していたところからこの名があります。大物ではあるが口が締まっていますため品位が非常に高く、漢作の中で一種独特の形式を具えた茶入であります。もと豊臣秀吉が所蔵していたものを、伊木七郎右衛門が拝領した。その... 2012.07.05 お話原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 鮟鱇茶入 あんこうちゃいれ 唐物茶入の一手。口が広いのでこの名があります。中興名物で鮟鱇の銘の茶入は、もと小堀遠州の第一の秘蔵品であったのを酒井修理大夫忠直が懇望して譲り受け、それ以来同家に伝来し酒井鮫鯨として世間に知られています。(『茶器弁玉集』『大正名器鑑』) 2012.07.04 お話中興名物原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 雨宿芋子 あまやどりいものこ 中興名物。古瀬戸芋子茶入。銘の由来は明らかでないようです。大佗びづくりで小振り、茶味の深い茶入であります。もと小堀遠州か所持し、木屋庄八、舟橋某、京都の三井家を経て、しばらく伝来不明ののち岩崎家の所有となりました。(『大正名器鑑』) 2012.07.01 お話中興名物原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 油屋肩衝 あぶらやかたつき 大名物。漢作肩衝茶入。古来大名物茶入中の首位として尊重されたもので、堺の町人油屋常言(浄言)およびその子常祐(浄祐)が所持していたのでこの名があります。同種の肩衝茶入に比べて口径がやや小さく、甑廻りに輪筋が一本あります。また腰のあたりに沈筋... 2012.06.29 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 浅野肩衝 あさのかたつき 中興名物。古瀬戸肩衝茶入。もと浅野某の所有でありましたが、のち稲葉正則が得て小堀遠州に銘を求めました。遠州はもとの所有者の姓に因み『新葉集』恋二、入道前右大臣の歌「いかにせむしのぶとすれどねにたてて浅野の雄子かくれなき身を」によって命名した... 2012.06.24 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 麻地 あさじ 名物。藤四郎肩衝茶入。一名鍋島肩衝。総体に黒ずんだ柿色あるいは栗色を地色とし黒釉が掛かっており、景色はやや不鮮明であるか重厚な感じのする茶入であります。鍋島侯に伝わっていたが維新後は松浦家に入りました。(『大正名器鑑』) 2012.06.23 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 浅茅肩衝 あさじかたつき 大名物。古瀬戸肩衝茶入。銘は小堀遠州の命名によるもので、『新後撰集』の中納言俊定の歌「色かはる野辺の浅茅におく露を末葉にかけて秋風ぞ吹く」の意をとり、その景色をもの寂しく吹く秋風になびく野路の浅茅の姿に思い寄せたものです。古瀬戸茶入中で釉色... 2012.06.23 お話原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入