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茶道

茶道美術鑑賞辞典

紹鷗緞子 じょうおうどんす

紹鷗緞子明代。名物裂。地色は紺地で珠光緞子の系統の裂であるが、紋様の線が太ぬきいとくなり煩雑化している。紋緯糸は黄土色を用いているが、全体として織り方に精緻さを欠き、線の肥瘦が目立ち、一重蔓の唐草紋や龍紋に鋭さが失われ、地合いの調子からも糸...
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紹鷗間道 じょうおうかんとう

紹鷗間道明代。名物裂。武野紹鷗(1502~55)が愛用した裂で、紺と白の千鳥格子が一般に知られ、大名物「紹鷗茄子茶入」に添う片身替りの間道裂と同手のものである。天文十一年四月三日松屋久政の茶会記に、紹鷗の茶会「円座肩衝茶入」を間道の仕覆に入...
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珠光緞子 じゅこうどんす

珠光緞子明代。名物裂。大名物「松屋肩衝茶入」の仕覆および松屋名物「鷺絵」の表具の中廻しに使用された裂が珠光緞子として知られるが、「鷺絵」が失われた現在、「松屋肩衝」に添う義政拝領の胴服でつくられたと伝える裂が、唯一の本歌裂であろう。地色は椋...
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下妻間道 しもづまかんとう

下妻間道明代。名物裂。本願寺の坊官下間氏の一族の某かの愛用裂といわれ、下妻の字があてられている。紺地に茶の太縞を一本通し、それに続けて茶の細縞を四本一組として通し、各組の間にさらに細縞を入れて、横縞に重点を置いた表現がみられる。紺の無地の末...
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練間道 しじらかんとう

練間道明代。名物裂。縮羅とも書く。地合いが縅状になっている縞または格子縞の絹織物で、東南アジアの産といわれ、桃山末期から江戸初期に渡来した裂である。練とは織製のとき経の張り加減によって張力に差を与え、強く張った部分がちぢむことによって皺を生...
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薩摩間道 さつまかんとう

薩摩間道明代。名物裂。名称の由来は、堺あたりの薩摩屋某の愛蔵した裂とか伝えるが判然としない。薩摩宮内間道や相良間道なども同種の裂で、チモール地方のかと思われる。赤を主調とし、浅葱・萌黄・白・黄・茶・黒など多彩な大小縞に幾何学紋や唐草紋を浮織...
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笹蔓金襴 ささづるきんらん

笹蔓金襴明代。名物裂。濃紺の綾地に笹の細蔓を、松笠紋を起点としてつなぎ合わ六弁花と笹葉紋を整然と配している。右上から左下に斜めに走るととの間に、宝尽紋を散らしている。笹蔓紋とはいえ、おそらく松竹梅を図案化したものであろう。また宝尽紋は元代末...
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相良間道 さがらかんとう

相良間道明代。名物裂。相良氏は肥後人吉城主で、源頼朝から肥後球磨郡地頭職を給わった名族で、『相良家文書』には宗祇の書状が多くみられ、名物茶器も伝来したようである。相良間道は同家城主遺愛の裂地であったのであろう。桃山末期から江戸初期に、薩摩間...
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嵯峨桐金襴 さがぎりきんらん

嵯峨桐金襴明代。名物裂。京都嵯峨清涼寺釈迦堂の戸帳裂に使われたのでこの名がある。紺の糯子地に金糸で雷紋菱地紋を織り出し、上紋として桐を配しているのが同寺に遺存している。足利将軍家の寄進によるものであるが、一説義政(1436~190)が大内義...
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金春金襴 こんぱるきんらん

金春金襴明末清初。名物裂。能楽師金春大夫が義政より拝領した能装束の裂と伝えるが、実際には桃山末期から江戸初期渡来の裂地である。予楽院近衛家熙の語ったところを山科道安が筆記した 『槐記』によると、この裂の仕覆は小堀遠州の好みであると記している...