お話 瓦器 がき 近畿地方で平安時代から室町時代にかけて使用された灰黒色の軟質上器。黒色土器の後身であります。灰黒色を呈するのは窯の中でいぶした結果であって、切断面でみるとそれは器壁の表層に留まり、芯は白色に近い灰色を示しています。高台付き碗と浅い皿とが大半... 2012.07.06 お話原色陶器大辞典
お話 瓦漬坪窯 がさへいよう 中国湖南省長沙県の瓦漬坪にあった窯で、長沙窯ともいわれます。唐の末頃から越州系の黄緑色の青磁釉の掛かった器物を焼きましたが、単なる青磁とは異なり釉下に酸化鉄・酸化銅による茶と緑の斑描をもつことで知られています。筆で簡単な花文や鳥文・斑点文を... 2012.07.06 お話原色陶器大辞典
お話 伊木肩衝 いきかたつき 大名物。漢作肩衝茶入。もと伊木氏が所持していたところからこの名があります。大物ではあるが口が締まっていますため品位が非常に高く、漢作の中で一種独特の形式を具えた茶入であります。もと豊臣秀吉が所蔵していたものを、伊木七郎右衛門が拝領した。その... 2012.07.05 お話原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 粟田焼 あわたやき 京都粟田(東山区)付近の陶器の総称。近代では清水焼が磁器を主とするのに対し、粟田焼は陶器を主としています。粟田口焼が最も古く、その他岩倉山・錦光山・丹山・宝山・帯山などが著名であります。色絵にすぐれ、多くは茶器であります。明治以後京薩摩の名... 2012.07.05 お話原色陶器大辞典
お話 鮟鱇茶入 あんこうちゃいれ 唐物茶入の一手。口が広いのでこの名があります。中興名物で鮟鱇の銘の茶入は、もと小堀遠州の第一の秘蔵品であったのを酒井修理大夫忠直が懇望して譲り受け、それ以来同家に伝来し酒井鮫鯨として世間に知られています。(『茶器弁玉集』『大正名器鑑』) 2012.07.04 お話中興名物原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 有馬筆 ありまふで 名物型物香合の一つ。呉須。小さい角形で前後に漁樵、左右に竹の文様があります。上のつまみには人形があります。兵庫県有馬産の筆で逆さにすると釉から小さな人形のようなものが出てくるものがありますが、香合のつまみがその人形の形に似ているのでこう名付... 2012.07.04 お話原色陶器大辞典
お話 粟田口焼 あわたぐちやき 京都粟田口の陶器。元和(1615-24)あるいは寛永(1624-44)初年に瀬戸の陶工三文字屋九右衛門が京都に来て粟田口三条通り蹴上(東山区)に築窯し、その子庄右衛門・助右衛門および弟子徳右衛門らと共に製陶したのが粟田口焼の起こりといわれ、... 2012.07.04 お話原色陶器大辞典
中興名物 荒木高麗 あらきごうらい 大名物。朝鮮茶碗、高麗。荒木摂津守村重が所持していたところからこの名があります。一見安南茶碗のようでありますが、釉が柔らかく特に内部に井戸茶碗のような白釉なだれがあるのは高麗茶碗の特色とみられます。もと利休が所持し、荒木村重を経て尾張徳川家... 2012.07.03 中興名物原色陶器大辞典茶碗
お話 雨宿芋子 あまやどりいものこ 中興名物。古瀬戸芋子茶入。銘の由来は明らかでないようです。大佗びづくりで小振り、茶味の深い茶入であります。もと小堀遠州か所持し、木屋庄八、舟橋某、京都の三井家を経て、しばらく伝来不明ののち岩崎家の所有となりました。(『大正名器鑑』) 2012.07.01 お話中興名物原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 編笠 あみがさ 茶碗の形が歪んで編笠状をしたものです。朝鮮産刷毛目茶碗にこれがあります。本当はできそこないの品であるが茶味があるとして珍重されます。『大正名器鑑』には編笠の銘のある朝鮮刷毛目茶碗二個を収録しています。 2012.07.01 お話原色陶器大辞典