唐の土 とうのつち

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鶴田 純久の章 お話

鉛白(塩基性炭酸鉛)のことで、高純度で得られ粒子も微細なために釉泥漿として最もよく用いられます。
鉛白を加熱すると摂氏四百度台から水と炭酸ガスを出します。
このガスのために時にピンホールや発泡を起こすことがあります。
鉛白はフリッ卜にする原料としては高価であるようで、鉛丹と比較して酸化剤としての性質が劣るのでそのままで使用します。
釉原料として使用する時は、重晶石・炭酸カルシウムまたは硫酸鉛が混入していることがありますので、純度に注意する必要があります。
生鉛釉・和絵具の調合に使われます。
(『工芸用陶磁器』)

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