泣早山窯 なくはやまがま

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

長崎県佐世保市三川内町にあった唐津焼の古窯。
文禄(1592-6)末年鬼子嶽の陶工が逃れ来て開いたもので、技法は岸嶽帆柱窯と同じく鉄分の多い素地に海鼠釉を施したもので、朝鮮唐津と称されるものであります。
のち半磁器をつくりさらに白磁を出すようになりました。
草色の三河内青磁といわれるものはこの窯の創始であります。
廃窯の年は明らかではないが宝暦(1751-64)頃かと思われます。
(『茶わん』四九)

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