長与窯 ながよがま

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鶴田 純久の章 お話

肥前国西彼杵郡長与村(長崎県西彼杵郡長与町)にあったものです。
1664年(寛文四)同村の市次郎という者が創始しました。
また多尾焼ともいいます。
1721年(正徳二)波佐見村稗木場(東彼杵郡波佐見町)より太郎兵衛が来て製陶したことがあります。
その後やきものの値段が下落したため1820年(文政三)廃絶。
製品は陶器および磁器で花瓶・筆筒の類から皿・鉢・酒器など日用品に及びます。
中には三彩の交趾釉を模したものもあります。
「長」「長与」の銘を付けた。
(『茶わん』四九『陶器講座』二)

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