南京石 なんきんいし

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鶴田 純久の章 お話

『陶器指南』の南京石出所事の条に「摂州丹州江州信楽叉は関ヶ原西大溝辺に多し云々」とあります。
南京石は磁器原石の意味らしく今日ではこの名称は使われないようです。
ここでいう摂州(大阪府)は三田石、丹州(兵庫県)は立杭あたりの釉石、江州(滋賀県)は信楽石などで、長石質に少量の鉄分を含有するものを総称したものであるでしょう。
関ヶ原および大溝あたりには今も不純な長石質のものが出るそうであるが使用されていないようです。

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