江戸の陶商。寛文年間(1661-73)仙台藩主伊達侯の依頼で有田に二年間留まり辻喜右衛門に磁器をつくらせ、伊達家からこれを内裏と仙洞御所に献納しました。辻家はこの時から宮中供御の磁器を調達することとなり、以後鍋島家を経て進献しました。(『有田磁業史』)