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鶴田 純久の章 お話

高麗茶碗の一手。
井戸茶碗のうち最も時代の古いものを指し、古渡りの井戸脇などと相対する語であるでしょう。
『万宝全書』によれば「本井戸、根抜、渡りのふるき茶碗なる程上品の物なり、右手鑑に云寛永十七年比迄二百四五十年に及ぶ割高台と同時代なり細かなる柿の環瑶(注、貫入)あり又くわんゆうのなきも有代金五十枚吉は百枚又は廿枚紺枚様子次第なり裸焼たるも有代下直也と云々、其品に茶碗朝顔形塩笥形筒形薄茶茶碗編笠形くぽきもあり」とあります。

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