僖首座造茶杓 きしゅそ 共筒 小長刀

僖首座造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
僖首座造茶杓
僖首座造茶杓

節上を長くとり節を下げた形に小長刀を表現する。
節上にごま景色があり、芽痕を削り落とし、節下は角削り仕上げである。
櫂先の露は丸く、二段撓めはきわめて薄造りである。
筒は総削りの細筒の正面に「メ空公旨 龍安下ノ僖(花押)」、側面に「小長刀」。
僖首座は龍安寺塔頭大珠院に住し、不遠庵・無得子と号す。
宗旦四天王の一人と称され、元禄九年正月九日没。
龍安寺の現在の茶室蔵六庵は僖首座の好んだものである。
【付属物】箱―桐薬籠箱、書付「僖首座茶杓小長刀空尓公旨」、蓋裏書付「益田鈍太郎庵茶会にて使用の記録あり」
【寸法】 茶杓―長さ17.5 幅0.5~0.9 筒長さ20.5 径1.8

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