閑翁宗拙造茶杓 かんおうそうせつ 共筒 詩銘

閑翁宗拙造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
閑翁宗拙造茶杓
閑翁宗拙造茶杓

ごま竹で丸櫂先、腰高く節裏を抉る。
父の宗旦に似た作風をなす。
筒は茶と同竹で、上下を削り細め面取りし「(印) 風生竹夜窓間臥 月明松時台上行拙」と書付がある。
閑翁宗拙は宗旦の長男。
壺天・宗雪と号す。
家を出て鷹ヶ峰の野間玄琢方に寄宿し、本阿弥光悦に寵せられ、そのために宗旦と光悦は不和になったと伝えられる。
のちに和解する。
慶安五年五月六日没。
墓は西賀茂正伝寺にある。
【付属物】 内箱―白木、蓋裏書付随流斎宗佐筆中箱杉白木、蓋裏書付竺叟宗室筆 外箱―白木、蓋裏書付認得斎宗室筆
【寸法】 茶杓長さ17.8 幅0.45~10.0 厚さ0.2 筒長さ20.2 径1.9

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