内野窯 うちのがま

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鶴田 純久の章 お話

肥前国藤津郡下宿村内野(佐賀県嬉野市嬉野町)の陶窯。
創起はただ韓人の伝といわれるだけで確証がないようです。
明和(1764-72)の初め廃絶しかけ有志者が辛うじて継続していたが、文政年間(1818-30)から次第に衰えました。
つまりこの地は土砂が乏しくすべてを他からの供給に仰ぐためであります。
その後原土を天草・五島・対馬から取り。
1884年(明治一七)1月には初めて同業組合を立てて協力したため次第に回復したといわれています。
(『府県陶器沿革陶工伝統誌』)

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