『隋書』の何稠伝に「稠は古図を博覧し、多く旧物を識る、時に中国にでは久しく琉璃の作絶えて、匠人は敢えて意を措かざりしに、稠は緑瓷をもってこれを為り、真と異ることなし」とあります。
緑釉の掛かった瓷器でガラス器と同巧のものをつくったというのか、あるいは緑釉の技法を応用してガラスそのものをつくったというのか不明である、少なくとも中国隋代に緑釉陶があったことの証左として貴重な資料であります。
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