加賀国(石川県)産の伊万里風磁器をいいます。1817年(文化一四)肥前国(佐賀県)伊万里の陶工三田勇次郎が加賀若杉窯に来て本多貞吉の陶業を助けました。赤絵をよくし伊万里の錦手に酷似しているが金彩を加えないようです。後人はこの種の品を加賀伊万里と称しました。(『九谷陶磁史』)