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鶴田 純久の章 お話

錦焼すなわち上絵付に用いる窯をいいます。
錦焼窯ともいわれ、その用途により上絵窯・楽焼き窯(楽焼きに用いられるため)・交趾窯(交趾釉のものを焼くのに用いられるため)とも呼ばれることがあります。
窯の様式からいうとマッフル窯に属します。
錦窯は外窯・内窯の二部からなり、外窯の内に内窯を収め、外窯・内窯の間隙に炭火を投じて焼成するものです。
外窯には空気を供給するために小孔を全面に開けます。
内窯は焼成すべき器物を収めるもので蓋があります。
別に外窯を欠き内窯だけを薪材で囲んで焼成する様式のものがあるようで、薪焚きの錦窯と称します。
錦窯の焼成火度は摂氏七、八百度が普通であります。
赤絵窯 あかえがま

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