アンチモン あんちもん Antimon

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鶴田 純久の章 お話

安昌釉薬の主要な乳濁剤・着色剤であります。乳濁剤として最も効果的なのはS.K1以下の釉であります。酸化アンチモン(Sb2O)・三酸化アンチモン(Sb2Os)の形で原料調合に用いられます。またネープルス黄(Pbs(SbO))としてペイント顔料に広く使用されていますが、釉薬にも使われる。アンチモン酸ソーダ(2NaSbOg7H2O)は乳濁剤のほか黄色およびオレンジ色を出す釉に使われる。酸化コバルトと硫酸アンチモンを釉に混合して、屋根瓦の緑色を出すのに用いられてもいます。(『釉とその顔料』)

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