薩摩苗代川焼の黒薩摩に使用される釉の原料を禧と呼びます。火山灰の中に層を成しているのを砂礪、粘土の中にあるものを土禧と呼んでいます。この旛の鉄分の多いところをこがれといいます。共に土灰を調合して前者で飴、後者で黒・柿・鉄砂(蕎麦褐色)などの釉をつきます。