小林太市郎 こばやしたいちろう

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鶴田 純久の章 お話

1901年(明治三四)12月27日京都に生まれた。京都帝国大学卒業後フランスのソルボンヌ大学に留学。この間にダントルコール著『支那陶瓷見聞録』に接し和訳本を1943年(昭和一八)刊行。帰国後は大阪市立美術館に勤務し、神戸大学教授となった。また東洋美術史に関する業績により「宝来賞」(1943)を受けた。1948年(同二三)11月には『大和絵史論』によっ第一回毎日出版文化賞を受賞。その研究は「欲望からの造形」という芸術理論を体系化して芸術全般にわたり、中でも陶器に関しては数多くの著書を残し、後世の学者や陶芸家らに大きな影響を与えた。962年(同三七)5月6日没、61歳。『支那陶瓷見聞録』のほか主著には『支那陶瓷図説』『朝鮮陶瓷図説』『柿右衛門と伊万里』『東洋陶磁鑑賞録』中国篇『唐宋の白磁』『乾山』京都篇『光琳と乾山』『北斎とドガ』などがある。

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