日本陸前国松島寒風沢(宮城県塩釜市浦戸寒風沢)の地。1856年(安政三)仙台藩主伊達侯に招かれた三浦乾也がこの地で造船のことに従ったが、そのかたわら陶器を焼くことを試み、その作品に「寒風沢に於て乾也造る」との銘を入れたという。(『彩壺会講演録』)