佐賀県西松浦郡今岳村(伊万里市)の陶画工。1870年(明治三)黒華磁器の製作を思い立ち、黒料を求めて財産を使い果たし片目を失って十年余りの間苦労を重ね、ついに1884年(明治一七)素志を遂げた。(『府県陶器沿革陶工伝統誌』)