一名藻焼。天保年間(1830~144)常滑の陶エ二代伊奈長三が白泥焼に工夫して創製したもの板山土で生地をつくり、これに海藻を巻き付けて匣鉢に入れ焼成すると、海藻に含まれた塩分生地に触れた部分だけ赤く火色を呈し、海藻の灰が特有な状態に溶けて金色になる。(『常滑陶磁誌』)