銹絵叭々鳥図茶碗

銹絵叭々鳥図茶碗
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
銹絵叭々鳥図茶碗
銹絵叭々鳥図茶碗

Ninsei: tea bowl with myna bird design, iron brown under glazeMouth diameter 12.4~13.5cm Umezawa Kinenkan Museum
高さ8.3cm 口径12.4~13.5cm 高台径4.9cm
梅沢記念館
 腰のやや痩せた大振りの杉形茶碗で、口部は楕円にゆがみ、見込は深い。高台は片薄に削り出され、その高台内に一般に宗和印といわれている仁清印が捺されている。胴には古木に叭々鳥が宿った絵が描かれ、高台まわりを残した全面に白釉がかかっている。内箱の蓋に被せたおおい紙には 「枯木叭々鳥絵 御茶怨 文化七庚午歳三月拝領 関屋中務」 の文字がしたためられている。
 以上三碗、仁清の銹絵の茶碗のなかでは、いずれも特色のある代表的な作例である。

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