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鶴田 純久の章 お話
亀山 大甕
亀山 大甕

Kameyama ware: jar. 14th century. Height 53.2cm. Mampuku-ji.
14世紀
高さ53.2cm 口径27.5cm 胴径41.6cm 底径16.8cm
万福寺
 亀山焼の大甕には図109のような胴の太い、口縁部に折り返しの縁帯のあるものと、この大甕のような、くの字形に外反する口縁端に面取りを施した、胴下半の細くなるものの二種があります。紐土づくり巻き上げ成形で、底部をある高さまでつくり、その上へ幅のある粘土紐を接ぎ足して成形し、器面を粗い格子目の叩きで整えている。
 このような成形技法は珠洲 飯坂においても一般的であり、共通性•のみられることは興味深い。焼成温度は低く、瓦器質の焼き上がりで、灰黒色を呈しています。

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