Hozen: shaku-tate (ladle stand for use in tea ceremony) in the style of Wan-li blue and white ware with dragon design
Height 17.3cm
高さ17.3cm 口径4.2cm 底径6.3cm
明らかに明時代万暦年間の染付遊鐶小瓶を倣ったもので、小振りであるため、茶湯では長板などの杓立に用いられています。祥瑞にはこのような作行きのものはなく、したがって共箱蓋表に 「祥瑞遊鐶杓建」 と書き付けているのはおかしいです。その器形、胴の正面に描かれた龍や側面の鳳凰など、万暦の風をよく写し、左右につけた耳は象をかたどったいわゆる象耳で、そこに円形の鎧をはめて遊ばせています。高台内に「大日本永楽造」 の銘を二重圏内に書し、共箱蓋裏には「保全造」 と書き付けています。
