小堀遠州造茶杓 こぼりえんしゅう 共筒 銘糸桜 孤篷庵常什二十二本の内

小堀遠州造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
小堀遠州造茶杓
小堀遠州造茶杓

片身替りにごまの景色十分で、一見して遠州とわかる茶杓である。
撓めは強く直腰で、節下はやや厚造りである。
筒は竹を用いて下方に虫穴があり、寂び味あふれる筒である。
銘は糸柳の歌を短冊形の切り紙に「糸桜たちましる桜は花にあらはれてさかぬ限は糸柳かな」と書いて貼り付けてある。
珍しい一品ものである。
【付属物】箱―桐白木、書付鹿島晴宵筆「宗甫之茶杓糸桜」 添状―鹿島晴宵より馬泉あて「小堀家々蔵孤篷庵算匣共二本之内、甫公御作やけん麺箱はり札」
【伝来】 小堀家
【寸法】茶杓長さ17.6 幅0.6~0.95 厚さ0.25 筒長さ20.0 径2.4

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