後鳥羽院本三十六歌仙絵 ごとばいんぼんさんじゅうろくかせんえ

後鳥羽院本三十六歌仙絵
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鶴田 純久の章 お話
後鳥羽院本三十六歌仙絵
後鳥羽院本三十六歌仙絵

伝後鳥羽院絵・詞・紀貫之像。
絵詞ともに後鳥羽院と伝える一連の歌仙だいのきみなかつかさ絵で、もと巻子本であったものを分断し、現存するのは十五葉である。
中でも高田専修寺に伝来する「小大君・伊勢・中務」の三幅には、烏丸光広(1579~1638)の極書がある。
詞書の書風が伝後鳥羽院筆「水無瀬「切」などの筆跡に似通ったところがあるためにこの伝承があるのかもしれない。
白描を主体とし多少の彩色を加えたもので、この歌仙絵には二種の本があり、筆者を異にしている。
この貫之像は専修寺本系のもので、その麺は業兼本よりむしろ佐竹本に近いものをもっている。
【寸法】全体縦126.0 横42.5 本紙一縦15.0 横14.5

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