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鶴田 純久の章 お話

釉薬の浸し掛け法をいいます。
すなわち器を紅の中に入れて全体を釉薬に浸すのであります。
それゆえ蕪釉はたいてい釉が厚いです。
中国宋代の均窯・班窯などには往々にして釉汁が堆脂のようなものがあります。
これは釉を浸すことが一度や二度に止まらなかったためであります。
(『飲流斎説甕』)

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