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宗春翁茶道聞書 そうしゅんおうちゃどうききがき

茶書。
慶長五年(1600)の奥書があります。
著者は京都の茶人針屋宗春とされています。
宗春は半隠斎と号し、かつて雪の夜の茶の湯に秀吉を迎えて、とりあえず洗米を口取りに出して感心されたという逸話のある人。
この書は茶法一般のほかに、花の事・露路作り様の事・茶人葉茶壷見付の事・同土薬の事・花入見付の事・茶碗天目見付の事・釜見付の事・墨蹟絵の事などの項を設け、所々に織部流と道安流を対照的に記し、茶の湯は作意と心意が肝要であることを力説しています。
茶書として貴重であります。

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