白灰色の釉と飴釉がまだらに掛かった唐津焼。
また飴釉がなく鼠色釉の上にむらむらと白釉の掛かったのもあります。
石はぜ唐津と共に唐津焼中で最も愛翫され市価は高値。
朝鮮唐津と同時代ないしやや降った頃の製品であるでしょう。
朝鮮の気分は大分抜けて日本人の意匠であることが明らかに見てとれるでしょう。
形も意識的に技巧を凝らし割高台など意識してつくっています。
(『茶わん』二七)
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