紅壺 べにつぼ お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.07.262023.09.17 腸脂製造に用いる壺。丹波国多紀郡上立杭(兵庫県篠山市)の長右衛門は壺・鉢・徳利の類をつくり、山長の銘を付けて売り広めましたが、中でも紅壺は特に世の激賞を受け、京都・大阪その他の地方より注文を受けました。村内の陶工の中にこれを偽造し山長の銘を記すものが現れた。その質が堅くて紅製造に好適なものであったためでしょう。子吟次郎、孫清水鶴吉(明治年代)と業を継ぎ名声が高かりました。(『府県陶器沿革陶工伝統誌』『日本陶器全書』)