尾張瀬戸で享和年間(1801-4)に初めて磁器が創製されると、その新製磁器を新製焼と称し、これに対し旧来の陶業を本業焼といきました。
これまで瀬戸では陶業を営むことは長男戸主に限るという制度がありましたが、製磁業が始まりさらに1807年(文化四)加藤民吉が肥前国(佐賀・長崎県)より磁法を修錬して帰ってからは、二、三男で自由開業する者が続出し、また本業焼より新製焼へ多くの転業者を出しました。
また本業窯のことを指して本業焼という例があります。
(『日本近世窯業史』)※ほんぎょうがま
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