名物葉茶壺。茶七斤余が入ります。火瘤が七つあります。少し傾きがあるのでこの名がでました。もと足利義政所持、義政から西福寺、日向屋道徳、京袋屋、三好実休らを経て信長の蔵となりましたが、本能寺の変で焼失。中途戦乱の際六つに割れたのを利休が修理したと伝えられます。名物として非常に高名なものであります。(『茶器名物集』)