御堂坊主手 みどうぼうずで

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

後窯茶入の一手。
『茶道叢書』によれば「正保年間(1644-8)本願寺の僧順斎なるものの作なり」というがどうであるでしょうか。
『茶器弁玉集』によれば「御堂坊主と云茶入一通有、是は希也、土は浅黄色多し、釉立は胡麻薬也、能出来する茶入は古瀬戸に見違物也」といいます。
『本朝陶器孜証』によれば「此茶入は稀なる物なり、古瀬戸にまぎるるものなり、御堂坊主の作なり、又或説に捻り返しなく、坊主頭のやうなるとも云、古瀬戸にまがふと云も、此類なるべし上作にあらずとも云」とあります。

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