中国清朝雍正・乾隆(1723-95)の間、西洋の甕器が次第に流入し、それに西洋大郎世寧らが内廷に奉仕したため、この二代の甕器には洋甕の花彩に倣うものがあります。
称して洋彩といいます。
その画筆は均しく西洋の遠近画法に従い、窓絵の中に西洋の女・子供を描いたものを最も精品とします。
花烏なども窓絵のものを貴ぶがたまには窓絵でないものもあります。
使用する顔料はもっぱら洋甕に似ていますが、こまやかにみればおのずから別があります。
それに底に漢字の款のあるものがあります。
(『匋雅』『飲流斎説甕』)
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